一人目から女の子がほしかった方、二人目こそ女の子が欲しい方、男の子兄弟で3人目こそ女の子が欲しい方、産み分けを検討されている方、たくさんいらっしゃると思います。
筆者は一人目から女の子がほしかったけれど、一人目は男の子。
そして、人工授精、体外受精という高度不妊治療も経験して、授かれた第二子も男の子。
後述しますが、筆者は「女の子がほしい」「女の子 産み分け」「男の子兄弟 どうしよう」というような言葉で検索しまくって、一時期は海外の着床前診断の産み分けまで検討してみたこともありました。
が・・今は?
この記事では、そんな筆者の気持ちの移り変わりとその理由を書きました。
おそらく今この記事に興味を持ってくださった方もそのような方がたくさんいるのではないでしょうか。
気持ちの葛藤がすごく・・考えたこと悩んだことが多すぎてかなり長いです。
筆者のこれまでの様々な葛藤と検討、下の男の子が3歳になった今ままでの気持ちの変化と、その理由がどなたかのご参考になればと思います。
女の子がほしかった理由
女の子がほしいと思っていた理由としては、最初は「思い込み」から始まっていた気がします。
小さい頃から、いつか結婚して娘が生まれて、〇〇ちゃんという名前をつける、と考えていたことで思い込んでしまった部分があるのかもしれません。
私自身が姉妹・女子校育ち、親戚にも女の子ばかりということもあってか、男の子が自分から出てくるとは考えたこともありませんでした。
そして、母親と仲が良く、一緒に出掛けて、買い物したり、映画見たり、カフェしたり、ドラマ見たりとしていたので、私もいつか娘とそうするのだろうと勝手に思っちゃっていました。
あとは、それこそよくある理由ですが、かわいい服を選びたい、着せてみたい、カチューシャとかリボンとかつけたいとも思っていましたね。(今書いていると・・子供をなんだと思っていたのだろうと思うんですが・・当時はそういう気持ちがいっぱいでした。)
特に今はSNSをやっていない人はいないくらいに普及していますし、映えも意識するだろうし、ママ友と会う時に娘とコーデしてかわいい服きたいというのもあるのではないでしょうか。
一人目が男の子と判明したとき
一人目の妊活のときは、30歳を超えなかなか授かれなかったので、授かれれば有難いという気持ちでいました。
無事に妊娠し、17週のときにお股にアレが見え「男の子ですね」と言われた時
「???」
と、頭の中はハテナでいっぱいになっていたのを思い出します。
女の子が良かったのに、という気持ちよりも、女の子の名前しか考えていなかった!!という衝撃の方が強かったです。
元々子供は二人はほしいと思っていたこともあり、おそらく、もう自分は女の子を授かることができないんだという悲壮感は当時は無かったんだと思います。
そして、書く必要もないほどの当たり前のことなんですが、とにかく無事に生まれてくれればいい、元気でいてくれればいい、その気持ちも強かったです。
とはいえ、出産後、女の子を見かけるたびに、「いいな」という気持ちが出てきてしまったのは否定できません。
二人目妊活でやったことと検討したこと
無事に生まれてきてくれた長男は、いろいろ心配ごとがあり病院通いが多かったですが、元気に大きくなってくれて感謝しかありませんでした。
とはいえ、もしまた授かれるならば、今度は女の子をという気持ちはありました。
二人目妊活で使ったもの・試したこと・悩んだこと・検討したことは以下です。
②ピンクゼリー
③人工授精
④海外での着床前診断での産み分け
⑤ブログの読み漁り!
⑥体外受精
①排卵日特定での産み分け
そもそも排卵日特定できないと妊活として話になりません!
X精子は泳ぐのが遅めだけど生存期間が長めと言われているので、排卵日の3日前程度が良いと言われていることもあります。
※こちらに関してはエビデンスがどこまであるのか不明です。
排卵日特定には、もう圧倒的にこちらがおすすめです。
もう何年もありとあらゆる検査薬を試してこちらしかないと思って使っていましたよ!
なぜこのワンステップ排卵検査薬がいいのかという説明や安心の返金保証についても書いてあるので是非チェックしてください。
産み分け以前に排卵日の特定はめちゃくちゃ大事なので・・・
②ピンクゼリーでの産み分け
もうこれは定番ですよね。
科学的エビデンス(根拠)が乏しいのに、藁をもすがる思いでやるのがこの方法。
といいつつ私も2箱も買ってしまいました・・・。藁をもすがる思いとはこわいですね。。
もう一度いいますね。科学的根拠は乏しいです。
過去に、とある生殖医療専門医である大手不妊治療クリニックの先生が昔本を出すほどこの方法を推奨し、ピンクゼリーなども販売していた経緯があり、いまだに根強くこの方法が残っている気がします。
詳しく知りたい方は、生殖医療を牽引されている以下の松林医師のブログ記事をご覧くださいね。
第一線にご活躍される先生が発信される情報こそ見るべきです。
→https://ameblo.jp/matsubooon/entry-11556528415.html
③人工授精(IUI/AIH)
二人目妊活を始めて1年経ちましたが授かれず、高齢出産に入りかけていたので、産み分けしようなんて考えていちゃいけないのかも・・と本当に悩み、悩んだ末に人工授精に進みました。
当時まだ不妊治療の保険適用がなかったこともあり、4,5回やってだめなら体外受精にいこう!と決めました。
ちなみに、子宮鏡検査で子宮に問題ないこと、また、子宮鏡下選択的卵管通水検査で両卵管通っていることも確認していました。
(子宮鏡下選択的卵管通水検査について知りたい方はこちら→子宮鏡下卵管通色素検査 | 亀田IVFクリニック幕張 (kameda.com))
やれることをやっての人工授精5回。
結果かすりもせずでしたので、体外受精に進むことを決意しました。しかし・・
④海外での着床前診断での産み分け
体外受精に進むならば性別の着床前診断をやる・・?と悩み始めました。
今思うとやらなくて本当によかったと思うんですが・・(人によるとは思いますが、私はやらなくてよかった)、眠れなくなるくらい悩みました。
今はどちらもなくなっているようですが、当時2社に電話したり資料請求したりして、株式会社Cell and Genetic Laboratoryというところ(略称CGL)とは電話で1時間くらい話させてもらいました。(※現在は着床前診断サービスはなくなっています)
受精卵輸送型というのと、細胞/DNA輸送型というのがあったりで選択肢はいろいろありました。
海外に送ること自体心配だし、受精卵ごと送ったら、その受精卵を現地で間違えられたらどうしようとかまで想像してしまいました。
そして、何より、診断にかかるのが200-300万で、送るための受精卵を用意するための体外受精費用含めるとすごい金額になります。
人によっては受精卵を予定の個数準備できず、何度も採卵する人もいますからね。。
そこまでするのか・・?という気持ちがありつつ、選択肢があると悩むのが人間・・。
ここで加速してしまったのが、ブログの読み漁りです。
⑤二人目・三人目の産み分け経験談の読み漁り
当時ありとあらゆるブログを読み漁りました。
化学的根拠のない産み分け経験談に関しては、たまたまそうだっただけなので、見る意味も価値もないと私は思っているのですが、つい見てしまいました(苦笑
一番よく覚えているのは、実際に海外の産み分け診断を行って受精卵13個中なんとか1個女の子だったと書いている人や、一つも女の子が得られず二回目にチャレンジしている人のブログです。
どちらの方もその後どうなったのか、更新がなかったのでわかりませんが、更新がないということは・・と想像していました。
女の子の受精卵があったって、それが着床するかはわかりませんからね。
ちなみに、私はそもそもが不妊治療しているので体外受精にいくことは抵抗ないというか、仕方がないのですが、こういったブログの方々は不妊ではないのに産み分けのためだけに体外受精に進んでいたんですよね。。
こういったブログは当時大抵アメブロで限定公開されていたものがほとんどで申請しないと読めなかったですし、申請しても同じように取り組み中の人以外は承認されないことが多かったです。
そして当時、
・女の子として生まれてきたけれたど5歳の時点で性別に違和感を覚え男の子の制服で幼稚園に行っている子の話を知り合いから聞いたり、
・待望の女の子を授かれたけれど生まれつき病気があり早く亡くなってしまったお子さんのことが書いてあるブログを読んだりして、
何とも言えない気持ちにもなっていました。
私は子供をなんだと思っているのか。そこまでしても女の子がほしいのか?そもそも何をそこまで望んでいるのか?
本当に葛藤しました。
少しでも可能性が高い方法が存在するならそれをやってみたいという気持ちと、1/2という運命に任せれば女の子かもしれないじゃないかという気持ちと・・結果的にもし女の子じゃなかったらどんな気持ちになるのだろうかという不安。
きっとここまでこの記事を読んで下さっている方はわかってくださるのではないかなと思います。
⑥体外受精にチャレンジ
私も高齢出産の域に入りかけていて人工授精5回がだめという結果。
どうせ体外受精にいくなら産み分けすればいいかもという気持ち。
そうなると、今信頼して通っているクリニックではないところで体外受精に進まなければならない。。そもそも・・そこまで踏み込んでいいの・・?
と、自分の気持ちに結論が出ないままでいました。
しかし、どこか心の中で、いつか子供に自分のエゴで性別を決めたと話せるのだろうか・・とか、私は命に対してそこまでやることをよしとは思っていないのだろうなという感覚があったので(これは人それぞれです)、このまま信頼しているクリニックにお世話になることを決めて、体外受精に進むことにしました。
つまり、産み分け目的の着床前診断はやらないという結論を出しました。
体外受精に進んだ結果
体外受精に進む前に今一度子宮鏡検査やBCE検査(子宮内の菌の検査)なども行い、実際に進むまでに時間を要してしまいました。
万事尽くして臨んだ体外受精。受精卵はまさかの23個とれ、受精した16個全て胚盤胞となりました。
高刺激の方法ではありましたが自分でもびっくりの結果で普通はここまで一度では胚盤胞を得られないと思います。
ここで私の気持ちはどうだったか・・
「え・・?一度でこんなに採れたの??それなら産み分けすればよかった・・?」ってなっちゃったんですよね。。
気持ちの移り変わりが激しすぎますよね。。我ながらひどい。。
無事着床し妊娠継続!性別は・・?
実は採卵してからも慢性子宮内膜炎(BCE陽性)が続き、なかなか移植に進めなかったのですが、やっと移植したときはもうドキドキでした。
妊娠検査薬を移植日から4日目くらいで開始していたのですが、こわくて結果を見れないでトイレの棚に置くということをやっていました。
結局一回目の移植では授かれず、二回目の移植で授かることができました。
とはいえですよ・・
本当になさけないですが、無事心拍確認できた後は、性別が気になってそれしか頭になかったといっても過言ではないです。人間一つ得られると欲が出るんですよね。。
そこからは、胚盤胞の成長速度と性別の関係についての論文を読み漁っていました。
当時、成長が遅めの方が女の子率が若干高いという論文はいくつか読みました。5日目胚盤胞よりも6日目胚盤胞の方が女の子率がわずかに高そうで、その逆の論文はありませんでした。
また、なかむらレディースの中村先生もこのようにブログを書かれていました。たまたまかもしれないし、推測の域を出ないことかもしれませんが、傾向はあるのかもしれませんね。
→発育の遅い胚は女の子になる? – なかむらレディースクリニック|大阪の不妊治療・体外受精専門クリニック (towako-nakamura.com)
私は移植後からグレードは下がるが6日目胚盤胞を移植してもらった方が良かったんじゃないか・・とまたぐるぐる考えてしまっていました。いつまで悩むのという感じですよね。
そして、12週という早い時期にまさかの性別が判明・・!
こちらを見てみてください。12w0dのエコー動画からのスクショになります。
これを見てしまったときの私は・・動揺している気持ちをおさえて、先生に「また男の子ですね~はは~」と言って笑うのが精一杯でした。
二人目も男の子だった人のブログを読み漁る
はい。また始まってしまいました。ブログの読み漁り。知恵袋とかも読みまくりましたね。。
今思うとどんんだけ暇人だったんだろうと思うんですが、夜寝る前とか止まらなかったです。
今も探せばいろいろ出てくるかもしれませんが、どれを読んでも、はじめは女の子がいいと思っていたけれど
「次男がかわいくてたまらない」「女の子が良かった気持ちはもうない」「男の子兄弟良いですよ」
というような気持の移り変わりがある人がたくさん出てきました。
が、たまに、男の子だけの自分は娘とカフェにいったり、ドラマ一緒に見たり話したりできないんだ・・とさみしそうな書き込みもありました。
私は絶対この悲しい気持ちを書くようなお母さんになってしまうだろう、とそのとき思っていました。
自分の最後の妊娠は男の子なのか・・また男の子を育てるか。あんなに胚盤胞が取れたのだから女の子の胚もあったはず・・なぜ・・。と考えても意味ないことまで考えてしまっていました。
本当に気持ちの切り替えができなさすぎてどうしようもなかったですね。。
今思えば、ただただ元気に育ってくれたらそれでいいのに、あのときは何かに取り憑かれていたのかもしれません。
ちなみに、長男に赤ちゃんを授かっていることと、それが男の子だと伝えたら、飛び跳ねて喜んでくれました。弟がほしいと言っていたので、嬉しかったんだと思います。
女の子がほしかった気持ちはどうなった?現在とその理由
次男を出産して3年。
かわいい。かわいすぎる。この世にこんなかわいい子いる?
という気持ちしかありません笑
最初はもうただただお世話に必死でそう思う余裕はなかった気もしますが、もう1歳~今のところ、もうかわいすぎてどうにもなりません。笑
何してもかわいいです。
そして、お兄ちゃんと毎日一緒に電車で遊んでいます。お兄ちゃんとは少し歳が離れましたが、差は感じないほどよく遊んでよくケンカしています。
もちろんその子の性格や趣味にもよりますが、男の子って小学校高学年になっても(あるいは中学以上でも)電車が好きだったり、工作や外遊びが好きだったりするので、男の子どうしの兄弟は長く一緒に遊べて良いなぁと思っています。
もちろん、性別違う兄妹さんだって仲良く遊んでいるおうちたくさん知っていますが、女の子は3,4歳という早めに女の子ならではの遊びに興味が出てくることが多いですよね。
メルちゃん、シルバニアファミリー、お化粧ごっこなどなど。
親戚や友達に上が男の子で下が女の子というおうちが多いんですが、ほとんどのおうちがこんな感じに見えます。
また、女の子は小学校中学年くらいになると友達関係がなかなか複雑になってくるのと・・服の趣味がお母さんと全然違ってくるんですね。
当たり前ですが、やはり自分の子供とはいえ他人。趣味も性格も全然違うんですからね。女の子がほしかったという自分の気持ちは勝手な理想論でした。
3人目どうする?凍結胚を継続・破棄?
次男が2歳になるまで凍結胚を継続していました。
年間数万の費用がかかるんですが、こんなに次男がかわいいんだったら3人目男の子でもいいし!とも思っていました。
が、やはりこのご時世3人は厳しいと思いましたし、私も超高齢出産になるため、破棄することを決めました。
しかしですよ?破棄の連絡をしようと思ったとき、ぽろぽろ涙が出てきたんです。
女の子は授かれなかったのか・・って。
でも翌日からは全くそんな気持ち残っていませんでした笑
長男も次男もかわいくてたまらないですし、とにかく二人を一生懸命育てていこう!と思いました。
まとめ
長々と書いてしまいましたが、ここまで読んで下さった方は、もしかしたら私と似たような気持ちで悩んだり、気持ちを落ち着かせようとしている方かもしれません。
私は女の子がほしいという強い気持ちに縛られ、国内・海外の産み分け着床診断についても徹底的に調べ上げ、悩みました。
結局自分の心の中の声を聞いて?産み分け診断はやめましたが、無事妊娠できた後も正直、「女の子ではないんだ・・」という気持ちが続いてしまいました。
産んだら男の子でも可愛かったと書いている人のブログを読んでも私はそうならないと思っていました。
しかし、まさかのそんな私も、もうかわいすぎて女の子がよかったなんていう気持ちが皆無です。
コロナ禍に出産したこともあって、外に出なかったのもよかったのかもしれません。誰にも会わないと、変に女の子がとか男の子がとか、何を着せてあげようとかも考えずに済みましたから。
それに、これはもう人それぞれなので、同じような状況になってもその人その人が実際どんな気持ちになるかなんてわからないです。
かなりナイーブなところの経験談を書いた記事なりますし、私は人それぞれの判断に何も意見はありませんが、こんな人もいたんだよということで記録として残させて頂きます。
ドクターズチョイスのワンステップ排卵検査薬を使って本当に排卵日二日前がわかったのかという経験談はこちら↓↓
コメント