最近、妊活や不妊治療において、子宮内細菌フローラに対する注目度が高まっていますよね。
この記事では、子宮内細菌フローラを改善すべくラクトショップで販売されている「ラクフローラ」を購入・使用した感想・意見をご紹介します。
ラクトフローラには、ハードカプセルのラクトフローラと、ソフトカプセルのラクトフローラフォルテがありますが、両方についてレビューします。
この記事では筆者の慢性子宮内膜炎検査が連続陽性だった経験談とその後についても少し触れていますし、ラクトフローラ以外の女性用乳酸菌の商品や、もう一つ重要な『ラクトフェリン』やその他妊活に大事なサプリについても後半で紹介していますので、是非最後までご一読ください。
★かなり詳しく書いているのでお時間のない方は読みたいところへ飛んでくださいね!
子宮内細菌フローラとは
そもそも子宮内の細菌フローラとは何でしょうか?
子宮内細菌フローラについては神奈川ARTクリニックの以下の記事を引用させていただきます。
子宮内はこれまで無菌だと考えられていました。2015年に米国ラトガース大学の研究者らが子宮内にも 善玉菌が存在することを見つけ、2016年は米国スタンフォード大学のサイモン博士らが、子宮内フローラが乱れ ていると体外受精の結果が悪くなることを発見しました。子宮内フローラが乱れ雑菌が増えると、子宮内膜で免疫 が活性化し、受精胚を異物として攻撃してしまう可能性が指摘されています。
上記にあるように、子宮内にも腸と同じように細菌たちが住んでいて、それが着床に関わっているということが分かってきたということです。
こちらにまた先ほどの神奈川レディースクリニックから引用させていただきますが、妊娠率に大きく関わっているということが分かりやすくイメージできる図を拝借致します。
子宮内フローラが良好(良い菌がたくさん住んでいる)だと妊娠率が高いことが分かります。
自分の子宮内フローラを知りたい場合はEMMA(子宮内膜マイクロバイオーム)などの検査がありますが、そちらについてはこちらの記事では割愛します。
ちなみに、この検査をやるやらないに関しては医師の考えもいろいろあるようです。
EMMAもALICEも必要ないという考えのクリニックもあります。医師によって様々なご意見があるので、ご自身が信頼する医師にお尋ねくださいね。
女性用の子宮・膣内環境を改善する乳酸菌
さて、子宮環境を着床に向けて整えていくために良い乳酸菌を増やしたいところですが、
まず、乳酸菌といってもいろいろあります。
おそらくみなさんが最初に思い浮かぶ乳酸菌は、いわゆるヨーグルト等に含まれる腸内用乳酸菌だと思います。
以下に、女性用乳酸菌について詳しく書いてあるLacto Laboratoriesの記事(女性用乳酸菌)から引用します。
腸内乳酸菌は基本的には、腸内環境を整えるためのもので、膣内環境には効果は期待できません。
残念ながら、市販のヨーグルトで妊娠改善に向けた対策はできなさそうですね。
ちなみに、なぜ腸内用乳酸菌が効果を発揮できないかというと、これらの種類の菌は女性の大事な部分に住み着くことができない(定着できない)からということです。
女性用乳酸菌の菌株として主に挙げられるものをLacto Laboratoriesの記事(女性用乳酸菌の菌株)から引用します。
女性用乳酸菌製品に含まれている主な乳酸菌の種類を、以下に示します(なお、これ以外の乳酸菌を使用している製品もあります)。
Lactobacillus gasseri
Lactobacillus crispatus
Lactobacillus reuteri
Lactobacillus rhamnosus
Lactobacillus jenseneii
このように、主としてラクトバチルス属が多くいてくれる必要があるし、ラクトバチルス属の中でも種類があるということです。
ラクトフローラの購入方法とカプセルの見た目・大きさ
現在、妊活・不妊治療界隈で聞く、一般人が自分で入手できる「女性用乳酸菌」という名目で売られているものとしては、ラクトショップのラクトフローラがあるかと思います。
ラクトフェリンとは違いますからね!(後述します)
invagはクリニックで購入されている方もいると思いますが、個人で入手できるかどうかは定かではありません(筆者の個人的調査によるとクリニック経由でないと入社困難)。
購入から到着まで
ラクトフローラは女性用乳酸菌ラクトフローラ専門ショップ-Lactoshop「ラクトショップ」から購入できます。
詳しくはこちら>>ラクトショップ
ちなみに、のちほど書きますが、ラクトショップにはハードカプセルとソフトカプセルのフォルテというのがあって、なぜか明記はされていませんが、ハードの方が経口サプリ、ソフトタイプの方が膣から入れるタイプです。
筆者もソフトタイプのものを入れていいの?と不安でしたが、不妊治療専門医の医師にも確認し、使用しても良いということで購入を決めました。
ちなみに、筆者が購入したのはソフトタイプとハードタイプの両方がセットになった、ラクトフローラスターターセットです。
両方購入してみようと思った理由としては、Lacto Laboratoriesの医療関係者向けの記事に以下の記載があったからです。
原則として、内服と膣錠の併用が推奨されます。それぞれの製品に含まれている乳酸菌が異なり、生着のチャンスが高まります。また、短期から中長期間をカバーすることも可能となります。
これが現在、どの程度、不妊治療的観点での医学的に効果あるかなどは不明なので、ご自身の主治医にお尋ねくださいね!
さて、あくまでも筆者の注文から到着までの流れですが、
会員登録と注文をしたら一時間後には「発送手続き完了のお知らせ」というメールが届き、ゆうパック追跡サービスの番号も書いてありました。
で、まさかの到着は翌日!早い!
しかし、これに関しては、お住まいの地域によって差があると思いますのでご注意を。
さて、こちらが到着時の写真です。
ラクトフローラスターターセット到着時(商品と説明書)
使用方法が書いてある説明書が同封してありました。
この写真では、大きさがいまいちピンとこないと思いますので、手元にあったジェットストリームのペンと比較してみました。
いかに小さいかお分かり頂けるかと思います。
ラクトフローラとラクトフローラフォルテの大きさ
ラクトフローラとラクトフローラフォルテのカプセルの見た目と大きさ
以下に定規と並べた写真を載せますが、上が経口タイプで、下がフォルテの方です。
ラクトフローラの大きさ
どちらも人差し指の第一関節よりは小さいという感じでしょうか。
筆者は最初の頃、うっかりフォルテの方が飲もうとしたことがありますが、間違えないようにボトルに書いておくなど、工夫したもよいかもしれません。
ラクトフローラをいつから使うのかの使い方や入れ方
まず、カプセルの使い方以前に、ボトルを開けるのに苦戦する方もいらっしゃるかもしれません。
経口服用のタイプの方(ハードカプセル)のボトルは開け方がボトルのキャップに書いてあるのですが、どうもわかりにくいし、とんでもなく固いです!
筆者は蓋をなかなか開けられず、結局同封されていた説明書に書いてあった問い合わせ先に電話してしまいました。
思い切り蓋を押しながら回すだけなんですが、蓋をかなりの力をかけて押しながら回さないと開きません・・。
ラクトフローラの使い方
いつから使うかなどの使い方に関しては「不妊治療で使用する場合」という説明書を見てください。
ハードカプセルとソフトカプセルの使い方(説明書)
ハードカプセルの方は経口サプリなので、もちろん、生理周期と関係なく服用できます。
この経口サプリ、口に入れるとなんとなくカプセル部分の味がして、個人的にはどうも美味しくないです。
ソフトカプセル(フォルテの方)は、下から入れるタイプなので、当たり前ですが生理中は使えません。
ではいつ使うのか?というのは、説明書に書いてある通り生理中以外であればいつでもいいと思います。
そして、「移植周期は生理最終日から7-10日まで使用」とあるのですが、これに関しては電話で問い合わせたところ、別に厳密にそうしないといけないということではありませんでした。
単純にこのあたりで着床が完了するからそれ以降は特段必要がないということ?なのかもしれませんが、妊娠していたところで問題になるものでもないですからね。
ちなみに、プロゲステロン製剤を使っている場合は、30分程度時間をずらすように書いてありますね。
ラクトフローラフォルテ(ソフトカプセル)の入れ方
入れ方に関してまでは説明書に書かれていないので、自分で適当にという感じでしょうか・・。
どこまで入れたらいいの?というのがよくわかりませんでした。
とはいえ、自分の指で入られる範囲で奥に入れるしかありませんので、できるだけ奥に入れて、できればその後しばらくは横になっていた方が安心だと思います。
さすがにカプセルそのものが出てきてしまった!ということであれば、奥に入れられていなかったということになりますので、次回からは、もう少し奥に入れるようにしてみてください。
筆者は、なるべく就寝前に使っていたので、出てきてしまったということはありませんでした。
ちなみに、ルティナスという黄体ホルモンを処方されている方で、ルティナスを入れるための棒をラクトフローラにも使ってみたという方も見かけますが、サイズが合わなくて結局やめたというお話も聞いたことがあります。
ラクトフローラのクチコミ
最近少しずつ増えてきましたが、SNS検索等で検索してもラクトフローラを使用し、そのことを発信されている方々はそんなに多くは見つかりません。
→現在たくさんの投稿がありますね!かなり多数の方が使用されるようになってきたなという感覚があります。
とはいえ、
「高かった」とか、「カプセルが案外小さかった」「出てきてしまった」「入れるのが難しい」という口コミが多く、肝心な効果については見受けられませんが、それを個人が知るにはかなり難しい面があります。
ただ、間違いなく、良好な菌の環境を作ることは大事なので、やって悪いことはありません。
正直、筆者個人的には、これを使った結果どうなったのかというところの少なくとも数十人~数百人単位の実際のデータを見てみたいという気持ちがあります。
こういった商品に関しての効果等、医学的側面についての最新情報を知りたい場合は、誰が書いているか分からないネット上のクチコミを見るよりも、自身が通院されている生殖医療専門医に医学的なアドバイスを頂く方が良いですね。
そもそも、もともともの子宮内フローラは個人個人で異なりますし、誰がどの程度の期間ラクトフローラを使用すれば子宮内フローラが理想の環境になるかを正確に把握するのは難しいことですけどね、
しかし!
先述したように、子宮内・膣内フローラを改善することは大事なことであることは間違いなく、少しでもより良い状態にできるならば、やれることはやった、と思いたいのが妊活だと思います!
筆者はこういう気持ちでラクトフローラを続けていました。
ところで、新製品である『ラクトフローラシナジー』も要チェックです。
高濃度の女性用ラクトバチルス菌と高純度のラクトフェリンを組み合わせた日本初の製品です。
Lactoshop会員の方が、こちらの商品か、ラクトフェリンのサプリをAmazon経由で購入しクチコミ投稿を採用された場合、1500ポイントもらえるキャンペーンが実施されています(22年10月現在)。
キャンペーンの詳細はLactoshopを見てみてくださいね。
ラクトフローラの保存方法
公式ページにあるように、夏季は原則冷蔵庫の保存が必要とのことです。
25℃を超えるような状況では冷蔵庫の保管が必要になりますし、筆者自身、菌の研究経験がありますが、一般的に菌は冷えて死ぬということはありません。
ただ、正直、一度に多量に購入しない限りは、1周期でほぼほぼ使ってしまうことが多く、長期に渡って保管することもあまりないのかなと思います。
保管方法がよくわからないものをメルカリなどのフリマアプリで購入するのはよく考えた方が良いかと思います。
その他の女性用乳酸菌(フェミプロバイオ)
ラクトフローラ以外にも、女性の乳酸菌がありますのでご紹介します。
排卵検査薬の中でも最も感度が高いワンステップ排卵検査薬を販売するドクターズチョイスのフェミプロバイオです。
こちらはドクターズチョイス専門店で販売されています。
以下、公式ページよりイメージ図を引用します。
こちらは、サプリメントタイプのもので、以下にあるように、4種のラクトバチルスを配合しています。(ラクトフローラは2種類)
詳しくはこちら>>ドクターズチョイス フェミプロバイオ
値段は定期便にすると(2回目から解約可&90日間返金保証あり)、おまけつきの送料無料4620円なのでラクトフローラの4860円とほぼ同じですね。
かなり口コミがいいのでこのフェミプロバイオとラクトフローラフォルテを併用するのもいいかなと思います。
ちなみに、定期購入初回時には2480円相当の以下の商品がおまけでついてくるので是非チェックしてみてください。
デリケチェックといって、デリケートゾーンの健康状態をチェックできるキットです。
カンジダになりやすい方も要チェックですね!
(引用元:ビューティーアンドヘルスリサーチ)
ちなみに排卵検査薬オタクみたいになっていた筆者は、最終的にはフェミプロバイオと同じドクターズチョイスブランドで感度がトップクラスのワンステップ排卵検査薬クリアを購入していました(すごい売り上げに貢献してしまった・・・)。
以下のドクターズチョイス公式ページ(妊娠お助け隊)は検査薬やサプリなどの妊活情報についてとても詳しく書いてあり非常に参考になるので、一度チェックしてみてください!
\チェックしてみる/
妊娠お助け隊
ちなみに、余談になりますが、ラクトフローラとラクトフェリンを混同してしまっている方がかなり多くいらっしゃるんですが、ラクトフェリンは乳酸菌ではないですからね!
ラクトフェリンは糖タンパク質です。筆者は子宮内環境改善のために、ラクトフローラと合わせてラクトフェリンも飲んでいました。
やれることは全てやりましたよ。
筆者が飲んでいたのはこちらのラクトフェリン。こちらも技術がしっかりしているサプリです。
ラクトフェリンを腸まで届ける技術は難しいので、きちんと腸まで届くという(腸溶性)のエビデンスがあるサプリを飲むことをお勧めします(以下のサプリはエビデンスがあります)。
うまく組み合わせていきましょう!
【補足】その他実は妊活に有効なサプリ
筆者はエビデンスにあることは何でもやった上で体外受精にのぞみ(勿論それがよかったかは神のみぞ知るですが)、体外受精において採卵できた20個弱すべてが胚盤胞になり、半分以上がAグレードという結果でした。
オメガ3も妊活や妊娠中に大切だと考えられている栄養素です。
→ドクターズチョイス プレミアムオメガ3
オメガ3については以下の記事も参考にしてください。
まとめ
今回、妊活・不妊治療の分野で子宮内・膣内の環境を改善する話題の女性用乳酸菌について着目し、女性用乳酸菌として販売されているラクトフローラとラクトフローラフォルテについて
・購入から到着まで
・大きさや見た目、使い方
・クチコミ
などについて書いてきました。
後半にも記載しましたが、ラクトフローラは勿論のこと、ドクターズチョイスから出ているフェミプロバイオやデリケチェックも注目すべき商品かと思います。
なるべく節約して妊活をしたいところですが、妊活が長引いてくると結局どんどんお金がかかることなってしまいます。子宮内フローラや排卵検査薬を使った排卵日の特定など、しっかり自分のできることはやって妊活を進めたいですね!
ドクターズチョイスのワンステップ排卵検査薬を使って本当に排卵日二日前がわかったのかという経験談はこちら↓↓
フェミプロバイオのレビューはこちら↓↓
人工授精や体外受精に進まれている場合の排卵検査薬の活用の仕方に関してはこちら↓↓
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