最短のフライングにおすすめの妊娠検査薬はどれ？

なるべく最短で妊娠しているか知るためのフライング検査におすすめの妊娠検査薬はどれか？

生理開始予定日より先に知りたいという方が多いのではないでしょうか。

自然妊娠だと着床期を特定するのがなかなか難しいので、

今回は、きっちりと着床時期が把握できている体外受精で妊娠に至った陽性判定を例に出し、結論的にフライングにおすすめの妊娠検査薬wondfoとドゥーテストを使った経験と結果を示します。

全体的にかなりマニアックで細かすぎる記事ですので、気になるところをチェックしてくださいね。

尚、この記事の最後に、残念ながら妊娠に至っていなかった場合についてもマニアックな記事を追記したので、興味ある方は最後までお読みください。

妊娠検査薬の原理

受精卵が無事着床すると、ヒト絨毛性ゴナドトロピン（human chorionic gonadotropin : hCG）という物質が出てきて、尿中にも検出されるようになります。

妊娠検査薬は多種あり、勿論見た目も違いますが、hCGをどの程度の量で検出できるか（感度）も違います。

まずはどんな検査薬があるのかをご紹介し、どこで一番お得に買えるか、どの程度の数から買えるかについても後述します。

妊娠検査薬の種類と比較

妊娠検査薬の検出感度と値段の比較

まずは、感度も良く、価格も安い断然おすすめの海外製検査薬からご紹介（その中で結局どれがいいかは後述）。

海外製妊娠検査薬の比較

表1.　海外製妊娠検査薬の比較表（検出感度と値段）

※1　ワンステップ妊娠検査薬は一定の金額以上で送料無料。
※2　排卵検査薬と数を自由に組み合わせられる。購入サイトは下記参照。

上の表にあるように、どれも検出感度が同じ25mIU/mLとあります。

しかし、なぜか陽性の出方が違います！

この海外製の中でのおすすめはwondfo（ワンダフォー）ですが（後述）、どれにしても一本数十円で惜しみなく使えますので、たくさん使いたいという方は大量に買っておくのをお勧めします。
海外製検査薬はこうのとりネットなどで販売されています。

日本製妊娠検査薬の比較

日本製の妊娠検査薬は海外製のものより感度は低いですが、中には海外製のものよりもはっきり見えるものもあります。

それでは、製妊娠検査薬のメーカーや検出感度、値段の比較表を載せます。

表2.　日本製妊娠検査薬の比較表（検出感度と値段）

日本製は海外製に比べて公表されている検出感度は低いのですが、なぜかこれらの商品間でも見え方に差がありますし、後述しますがドゥーテストはかなり早くから見えます。

また、ドゥーテストは線の濃さでhCGが増えてきていることが分かりやすく、さらに、どの程度のhCGがありそうか推測できる利点もあります。

＼価格や納期など変動しますのでこちらからご確認ください／
アマゾン→【第2類医薬品】ドゥーテスト・hCG 妊娠検査薬 2回用
楽天→【第2類医薬品】ドゥーテストhCG 妊娠検査薬 2回用 2個セット

フライング検査で陽性がでるのはいつから？

妊娠検査薬でフライング検査開始できる着床はいつ起きる？

妊娠検査薬がフライング検査で反応するのは、そもそも分割した受精卵が子宮内膜に着床した後です。

着床し始めてhCGの分泌が始まりますが、少なくとも尿中に検出できるレベルでないと妊娠検査薬は使えません。

着床もしないうちから検査薬を使う必要はないですからね。

それでは、

自然妊娠あるいは人口受精の場合と、体外受精の場合（初期胚移植と胚盤胞移植）でいつ胚が着床するのかのイメージを持っておきましょう。

まず、こちらを見てください。

図１．受精から着床まで

出典：加藤レディスクリニック

たとえば、体外受精・顕微授精において胚盤胞をダイレクトに子宮内に移植する場合、

胚盤胞は当日～翌日には子宮の内膜に接着し、もぐりこんで着床を開始するだろうといわれています。

実際の着床の瞬間は誰も確認はできないので、どこまで確かかはわかりませんが・・。

以下に、着床時期をまとめます。

実際のフライング検査結果とフライングにおすすめの妊娠検査薬

妊娠検査薬やフライングについては検索魔になってしまうものですが、正直、検索しても情報がバラバラすぎるし、わけわからなくなりますよね。。

妊娠検査薬のフライングの口コミ

筆者もどの検査薬が最も早いフライング検査で陽性が出せるのかと散々ネット検索して調べました。

そこで口コミを見て３つ分かったことは

です。

クリアブルーやチェックワンファストについては値段も高いし先人たちの話でもはや試す価値もないと思い試しませんでしたが、

実際に筆者もwondfo、ドゥーテスト、DAVIDを使って検証し、さらには、どれくらいのhCGのときのどの程度の線が出たかを後述するので確認してください。

参考までですが、

以下の図表は、排卵後（もしくは採卵後）16日目、つまり、大体生理予定日少し過ぎたところ（体外受精でいうET13もしくはBT11くらい）のときのhCGと妊娠継続率を表しているものです。

図２．排卵後（採卵後）16 日目のhCG の値と妊娠が20 週まで継続する可能性（20 週まで流産しない可能性）

出典：はらメディカルクリニック

この表は、排卵後16日目でhCGが高いほど妊娠継続率が高いことを示していますが、同時に、とても薄くても妊娠継続されている方が一定数いるということです。

さて、ここから筆者自身の実際のフライング検査結果を載せていきます。

wondfo（ワンダフォー）妊娠検査薬でのフライング検査結果

こちらが妊娠を継続できたときの、BT4（大体ET6相当／排卵から9日目相当／生理約5日前相当）からフライングを行った結果です。

ちなみにwondfoはhCGが検出されないときは真っ白となります。

図3．BT4からのwondfo妊娠検査薬の結果

この画像ではBT5からは線が見えると思いますが、もう少し拡大し、明るさ・コントラストを変更してみます。

図4．BT4からのwondfo妊娠検査薬の拡大写真

BT4、特に夜の分はかすかに見えますでしょうか・・。筆者には見えましたよ！！夫にも確認してもらい、幻想ではありませんでした。

ネット上でもBT4のwondfo検査薬を探してみましたが、見えたとしてもこんなレベルの方がちらほら。ほとんどの方は、BT5かBT6くらいから薄っすら見え始めている感じでした。

ちなみに、そもそもDAVID妊娠検査薬は評判がよくないことはわかっていたのですが、BT8のwondfoで濃く出た日のDAVIDの検査結果を出します。

図５．BT8のDAVIDとwondfo妊娠検査薬の比較

wondfoはくっきりのところ、DAVIDは薄すぎて陰性か？という感じでした。

ちなみに、フェニックスアートクリニックHPに記載されている、順調であればhCGは「1.5日で2倍増える」という情報が正しいのであれば、前日より大体1.6倍の値になっているはずです。
そうなると、血中のhCGの推測値はこんな感じになるかと思います。

繰り返しますが、あくまでもこれは単純計算による推測値です。

hCGが50程度あればだれが見てもわかる陽性線が出そうですね（推測）。

続いて、ドゥーテストを使った結果を出します。

ドゥーテストでもBT5くらいからやっていればよかったんですが、値段が高めなのでケチってしまいました。

ドゥーテスト妊娠検査薬でのフライング検査結果

BT7（大体ET9相当、排卵から12日目相当、生理開始約2日前相当）からフライングした結果をのせます。

図6．BT7からのドゥーテスト妊娠検査薬の結果

BT7から既にかなりはっきりと線が見えているので、少なくともBT6からははっきりと陽性線が見えていたと推測されますし、場合によってはBT5あたりでもwondfo並みに薄っすら見えていた可能性もあります。

結局フライングにおすすめの妊娠検査薬はどれ？

さて、ここまで細かく見てきて、結局wondfo（ワンダフォー）とドゥーテストどっちがいいの！！という話ですよね。

使いやすい方、あるいは買いやすい方などどちらでもいいと思います！

しかし、あとあと述べますが、ドゥーテストの方が増えている感じが分かりやすいし、逆転現象といって、「hCGが1000を超えたかも」というのが推測できるので、そういった使い方をしたい方はドゥーテストがおすすめです。

また、以下も参考にしてください。

妊娠を継続できた場合

妊娠継続後のドゥーテスト検査結果

BT11より後も続けたドゥーテストをのせます。

あるところで（うわさではhCGが1000近くなると）、終了線と陽性線の濃さの逆転現象が起こるということでしたのが実際どうだったでしょうか。

図7．BT7からBT18までのドゥーテスト妊娠検査薬の結果と血中hCG推測値

ちなみに、BT18（ET20相当、排卵後23-25日程度相当、生理予定日から約９日目相当）に胎嚢確認ができています。

濃さが判定線と同等となったBT12はhCGの推測値が968で、その後の濃さの逆転現象が起こっているのは、ネット上の噂（hCGが1000程度で逆転する）通りかなと思いました。

実際の血中hCG量と胎嚢確認

医学的なことに関しては専門のHPから引用します。

まず、どの程度のhCGが出ていれば胎嚢確認できるか、きれいにまとまっているサイトがあったのでそこから引用します。

正常妊娠では、着床開始後まもなくhCGが検出され始め、妊娠4週0日で血中hCG値は100～200 IU/lとなり、5週0日には約2000～4000 IU/lと指数関数的に増加する。子宮外妊娠の場合は、着床部位が子宮体部内膜以外の部位でおこるので、hCGの産生、分泌量は正常妊娠時に比し低値を示す。超音波で胎嚢が検出可能となる血中hCG値のレベル（discriminatory zone）は概ね1000～2000 IU/lとする報告が多く、2000 IU/l以上のhCG分泌がありながら子宮内の胎嚢を認めない場合は、子宮外妊娠を疑う。

引用元：奈良県立医科大学の資料

ちなみに、妊娠4週が体外受精での移植だといつにあたるのか、わかりにくいと思いますので、以下の表を作りました。

自然の場合は排卵日を2週0日としますが、体外受精の場合は以下を参照してください。

筆者はBT9（つまり妊娠4週0日）で血中hCGは240程度あったと推測されるので、こちらの文章に記載されている値とほぼ合っています。

参考までですが、hCGが低くても妊娠継続された例について、

リプロダクションクリニックの松林医師のブログにこちらのような記事がありましたのでご参考まで。

☆hCGの増加率が低い場合 | 松林 秀彦 （生殖医療専門医）のブログ (ameblo.jp)

まとめ：フライングにはwondfoとドゥーテストがおすすめ

以下に簡単にまとめますが、具体的に理由を知りたい方は是非本文をご覧いただきたいと思います。

ドゥーテストは薬局だけでなく対面無しで購入可（ポイントも付きます）
アマゾン→【第2類医薬品】ドゥーテスト・hCG 妊娠検査薬 2回用
楽天→【第2類医薬品】ドゥーテストhCG 妊娠検査薬 2回用 2個セット

wondfoはこちらで購入可
こうのとりネット

今回残念ながら妊娠に至っていなかった方へ

自然妊娠、人工授精、体外受精様々な方がいらっしゃると思いますが、以下を参考にしてください。
どの商品に対しても実際に使ってきた研究職の筆者がマニアックに解説しているので・・以下の記事も合わせて参考にしてください。

ちなみに、世界的な情勢を受け、様々な商品が値上げされているor値上げ予定ですが、妊活関連商品も同様です。