はじめに
不妊治療のステップップで迷われている方は多いと思います。
この記事では、主に体外受精へのステップアップについて書きたいと思います。
私は、先日行われた都内の有名クリニックの体外受精説明会2つに参加してきました。
今後、もう一つ行こうと計画しています。
体外受精にステップアップするか決めたわけではありませんが、
ステップアップする判断はどのようにすればいいのか、
もしステップアップする場合、今通っている自宅に近い新しいクリニックでいいのか、実績ある病院にした方がいいのか、
などd迷っています。
説明会に関しては、不妊全般の知識についてとてもよく理解することができますので、
その病院には実際通わないにしても、あるいはステップアップを今すぐ決められなかったとしても、是非、一度、できればご夫婦で参加するのがいいのかなと思います。
ただ、遠方だったり、子供を預けられない等でなかなか説明会に参加できない方々もいらっしゃると思うので、
今後私が参加したクリニックの説明会詳細についてまとめられたらと思っています。(後日まとめましたので、ご参照ください)
今回は説明会で聞いた話も少し織り交ぜながら、私自身が現在迷っていることに関して書いた記事になります。
ステップアップと病院選びで迷うポイント
ステップアップと病院選びに関して、私が現在迷っているポイントは、重複する内容もありますが、以下のようなことがあります。
①体外受精へのステップアップの決断はどのようにすべきか
②体外受精は有名病院でした方がいいのか(実績重視すべきか)
③病院独自開発の針を用いた負担が少ない採卵方式がいいのか
④自然周期や主席卵胞へのこだわりがあるところがいいのか
長くなりそうなので、今回は、①②について書きたいと思います。
体外受精へのステップアップの決断はどのようにすべきか
体外受精に進むのはどんな場合?
私は、幸い、種々のホルモン検査で異常値は出ていません(P4黄体ホルモンは低めですが・・)。
AMHも平均より高めです。
痛みへの恐怖で卵管造影はできませんでしたが、子宮鏡検査は問題ありませんでした。
自然妊娠できる可能性は否定されていません。
現に息子は自然妊娠しました。
30代ぎりぎり前半のときから病院に通い、自宅での排卵検査薬とエコーでのタイミング法8カ月、卵管造影検査後のゴールデン期間中のタイミング&AIH4~5回全てかすりもせず。
半年のゴールデン期間も過ぎ、治療お休み周期に自然妊娠でした。
体外受精説明会数日前の妊娠発覚でしたので、息子がきてくれていなかったら、体外受精に突入していたと思います。
つまり、私は体外受精しか方法がなかったというわけではなかったわけです。
クリニックの説明会でも、絶対的に体外受精しか方法がないと判断されるのは3割で、あとの7割は絶対的ではない、ということをおっしゃっていました。
その7割の中には、検査では分からないピックアップ障害がある方などもいらっしゃるので、必ずしも7割の方が本当は自然妊娠できたはず、というわけではありませんが、
多くの方が、自然妊娠できる可能性はあるけれど、年齢や個々の経歴・事情も踏まえて体外受精に進んでいるということです。
ちなみに、絶対的に体外受精適応と判断されていない方では、体外受精を何回か行ってだめだった場合、タイミング法にステップダウンして自然妊娠される方もいるというお話しがありました。
絶対的な原因が見当たらないというのは、有難いことです。
ですが、ステップアップはある意味で、自分たちの決断ということになるため、決断に至るまでに時間がかかってしまうこともあります。
変な話・・体外・顕微を行った友達の方が早く授かり、しかも凍結胚があるということで、
妊娠したいときに移植して二人目、三人目も早く授かっていたりすると・・
「あれ?私も早く体外受精した方がよかった??」
とも思ってしまうのです。
(勿論、その友達たちも苦労したわけで、そんな風にいってはいけないのですが、そう思ってしまって・・)
クリニックの先生的には、35を過ぎたら、自然妊娠できるかどうかにかけて時間が経過するよりも、早く体外に進むのがいいのではとおっしゃっていました。(注:勿論強要ではありません!)
年齢と共に妊娠率が落ちる現状を毎日見ている医療関係者の方からしたら、いち早く次のステップに進もうと言いたくなりますよね・・。
一般不妊検査で夫婦ともども問題がない場合は、年齢と共に落ちていく妊娠率と自分の自然妊娠の可能性について、自分がどう考えるか、で最後は決めないとですね・・!
ちなみに、今のところ私は人工授精(AIH)をやろうとはあまり思っていません。
一人目のときにヒューナーテスト不良ということで、卵管造影後のゴールデン期間と言われている時期に4,5回AIH行って妊娠できなかったので、
特段自分には有効な方法ではないと思っていることと、年齢的に、もう確率の高い体外に進んでしまおうかなと思っているからです。
体外受精で進む上での心配ごと
お金の心配は当然あり・・、クリニック選びに関しても結構重大な判断材料ではありますが、今回はそれを除きます。
今年(2018年)の7月に、米国で誕生した世界初の体外受精の女性が40歳となりました。
つまり、体外受精は歴史が40年ということですし、顕微に関しては、20年ちょっとという歴史だそうです。
現時点では、世界的な追跡調査で自然妊娠の出生児との違いはないということです。ネットではいろいろ書かれているようですが・・。
ちなみに、ネットで何が書かれているか私は知りませんし、クリニックの先生曰く、それらの情報は医療界的に認められている話ではないということなので、敢えて私は見ません。
ネット上にいろいろ書かれていることに関してクリニックの先生が言及していましたが、
ネット上にいろいろ書かれているようなことがもしあったとしても、体外受精で生まれる子は高齢出産の子が多いため、体外受精による出生が原因なのか高齢出産によるものなのか判断できないしとおっしゃっていました。
なるほどです。
ちなみに、私が現在通っているクリニックの説明書には、
高度医療による出生児では現時点では差がないことが分かっているが、次世代、次々世代については分からない、
というような表記がされていました。
確かにまだ次世代、次々世代、それ以降に関しては、証明されていないわけであって、いろんな考え方、価値観がありますが、
個人的にはこの先もずっとずっと問題はないだろうと思いつつも、全く気にならないかと言われると、、ちょっとは気になります。
それから、もう一つ心配なのが、大事な受精卵などの入れ違いとはないか!?という点です。
それは次の項目で書きたいと思います。
体外受精は有名病院でした方がいいのか(実績重視すべきか)
技術力・安全管理力の違い
有名なところでは、クリニック全体での知識・経験が豊富です。
先生方だけでなく、培養部の技術力や管理力も非常に高いです。
今回説明会を聞いたクリニックの一つでは、
培養部の一人一人の成績を公表し、培養士によって差がないかをチェックしているということや、
例えば顕微授精の場合にも様々なポイントがあって、最大限、受精・妊娠に至るような技術向上が日々なされていることが分かりました。
又、大事な卵さんたちの取り違いがないような管理システムや、地震や停電時の災害時対応システムについても徹底していることが理解できました。
私の近くのクリニックでは、培養についてや凍結保存時についての説明はありませんでしたし、
培養室からべらべらおしゃべり声や笑い声が聞こえてくるし・・・クリニックのスタッフ入り口に施錠がされていないので、いろいろ不安です。
できたばかりのクリニックということもあって、培養士さんも新卒等経験浅の方も多いのではと思ってしまいます。
サンプルの取り違い等の初歩的なミスはないにしても、
採卵方法の選択、その後の高度な培養技術とともに、いつ、どの段階の胚をいつ移植すべきか、というクリニックの経験・判断が妊娠の鍵になるのではと素人ながらに思うのです。
自然にこだわるのか最初から刺激法にするのかというのもクリニックの考え方がありますし、
分割卵の移植をするのか、胚盤胞にまで進めるのか、
新鮮胚移植をするのか、凍結胚移植をするのか、
というのもクリニックによって方針が異なります。
無事妊娠できれば、もはやどの方法でも・・ともいえるかもしれませんが、現代の医療においても、体外・顕微いずれにしても無事妊娠に至る保証はありません。
妊娠というのは確率論ではありますが、できる限り、可能性を最大限にするためには、実績・経験豊富な病院を選びたいと思ってしまいます。
が、その病院の考え方が自分に当てはまるかは分からないので、有名病院=妊娠というわけでもない、のが迷いを生じます😣
お金の問題や次で触れる通院時間等に問題がなければ、最初は有名病院に行ってみる方が、”安心感”はあるのかな、と思っています。
それがどれだけ意味のある”安心感”なのかは分かりませんので・・自己満足という表現にもなるかもしれません。
通院時間・待ち時間
私が現在通っているクリニックは、5分くらいで行ける自宅近くにできたばかりの個人クリニックで、都内病院から独立した先生とかではなく、よくある〇〇系列というわけではありません。
混雑はしてはいるものの、先生も始めたばかりだからか、患者と真摯に向き合おうという気持ちが感じられます。質問もしやすいです。
一方、有名病院のクチコミを見ると、予想通り、「ベルトコンベア式」「流れ作業的」「秒察」という言葉を散見します。
不安や悩みでモタモタしていられれない、どんどん進んでいく、という印象です。
私のような「え、あ、どうしよう」とあたふたしてしまうモタモタ人間には、ある程度事前に知識をもって、自分なりの考えをもっていかないとだめだろうなと思っています。
又、有名クリニックとなると、通院にかかる時間と待ち時間の合計がどの程度になるのだろうとびくびくしています。
幸い、私は現在専業主婦なので、息子の送り迎えすらどうにかできればなんとなかなるのですが、やはり自宅近くの方が気が楽です。
働いている方は、通院にかかる時間はおそらく一番の判断材料ですよね。
私も一人目妊活のときはフルタイムで働いていたので、病院選びに迷うとか全くなかったです。
就業前後で通えるところ!ここしかない!以上!
でした。
さいごに
今回はとあるアラフォー主婦の、体外へのステップアップと病院選びについての迷いについて書きました。
ステップアップ、病院選び、治療方針に答えはありません。
私は専業主婦且つ都内のクリニックにも通えなくはないところに住んでいるという点で選択肢がたくさんある分、迷いが生じるだけという言い方もありますし、考えれば考えるほどいい結果がでるかも不明です。
この記事がどなたかの参考になるかは分かりませんが、いろいろ迷ったり考えてしまっているとある一主婦のつぶやき、と思って読んで頂ければと思います。
後日、今回書ききれなかった採卵方式などの違い等に関することも書いたので、宜しければご参考にしてください。
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